震災と原発事故から14年あまり。福島県双葉町で建設が進められている大手流通「イオン」のスーパーが、8月1日にオープンすることが明らかになりました。
双葉町・伊澤史朗町長「生活環境が大きく向上することから、今後さらなる帰還、移住定住を促進し、居住人口の増加に弾みがつくと期待している」
震災と原発事故後、双葉町で初となるスーパー、イオン東北が運営す「イオン双葉店」が、8月1日にオープンすることが明らかになりました。食料品や日用品を購入できる店が、イオン東北が運営する移動販売車やコンビニエンスストア1店舗のみと、買い物環境の整備が大きな課題となっている双葉町。こうした課題の解決を目指す店舗は、町が建物を整備し、イオンが運営を行う「公設民営の方式」が採用されます。町の人も大きな期待を寄せます。
地元の人「オープンに向けて、日々できるのを楽しみにしている。(普段は)富岡町とか浪江町のイオンに行っている」
復興拠点のJR双葉駅前にオープンするこちらの店舗。地場産品や生鮮食品に加え、医薬品や日用品といった生活に欠かせない商品を取り揃えます。さらに、イートインコーナーが設けられるなど、「地域の憩いの場」としても期待がかかります。
イオン東北・辻雅信社長「地域の住民にとって、非常に大きな意味のある店にしていかなければならない」
イオン双葉店は、8月1日にオープンし、午前8時から午後7時まで、年中無休で営業する予定です。