青森県内の河川では7月1日に「アユ釣り」が解禁となり、この日を待ちわびた釣り客たちが、長竿を手に久々の感触を楽しんでいました。
7月1日は、県内の河川でアユ釣りの解禁日となっています。
「金鮎の里」として知られる鰺ケ沢町の赤石川にも、全国から多くの釣り客が訪れました。
午前5時の解禁時間になると、長さ10mを超える長竿を手に、「おとり」のアユを巧みに操り縄張りを守ろうとするアユを引っかける「友釣り」の感触を楽しんでいました。
アユは世界自然遺産「白神山地」を源流とする清水で育ち、赤石川に含まれる黄鉄鉱の成分が魚体に吸収され、背や腹が金色に帯びるとされ“金鮎”とも呼ばれています。
1日は、水温が低く、水の量も多かったことから釣果が上がらず、腕に自慢の太公望たちも苦戦していました。
釣り客は
「これしかない。朝の水温が17℃しかなかった。型が小さい。大きいのは(おとりアユ)」
Q.まだ金鮎にはなっていない?
「これは金鮎かな?これから大きくなる」
赤石川では、5月に3万尾のアユの稚魚を放流しています。
また、夏場になると釣果が落ちることから、毎年8月上旬にはアユの成魚を放流していて、産卵のため川を下る10月下旬頃まで釣りを楽しめるようにしています。