専門家は「流言の拡散の公式」

地震予知に関する流言・デマが広がりやすい理由はその「重要性」と「あいまいさ」にあると防災心理学の専門家は指摘します。

九州大学 杉山高志 准教授
「うわさとかそういったデマの根拠のない話っていうものはその情報の重要性と、その情報の曖昧さが、双方高ければ噂が出回りやすいです」

「流言の拡散の公式」。生命にかかわる地震という情報の「重要性」と根拠の「あいまいさ」が大きければ大きいほどうわさが広がっていくというのです。

杉山准教授は、地震に関する情報に触れる機会が少ない外国人がデマに惑わされず適切な行動を取ることができるよう情報発信のあり方について講演しました。

九州大学 杉山高志 准教授
「地震が予知できるものではないということをしっかりと考えることが大事です。どうしても大事であればあるほど、あいまいであればあるほど広がってしまううわさではありますけれども、そういったものに惑わされずに情報元が何であるのかっていうことをしっかり確かめた上で考える必要があります」

漫画の作者がコメント

うわさの元となった漫画の作者・たつき氏は出版社を通じて「災害時には少しでもお役に立てることがあればと考えておりますので、この関心が安全対策の備えに繋がることを願っております」とコメントしています。