宮城県大崎市古川川端で食肉店などを経営していた、老舗の食肉販売業「鳥菊(とりきく)商店」が経営の悪化から自己破産を申請しました。
帝国データバンク仙台支店によりますと、鳥菊商店は、1887年創業でホテルや旅館、学校給食向けに食肉の卸売りを行っていました。

また「とり菊商店」として小売店も営業しメンチカツや鶏皮せんべいなどを製造・販売していました。
しかし燃料費や人件費の高騰に加え新型コロナの影響で飲食店向けの取り引きが減って採算が悪化し2024年12月期の決算では約3億3000万円の売り上げを計上しましたが、収益性は改善せず、約8000万円の債務超過となっていました。

その後も業務改善の見通しが立たないことから6月30日で事業を停止し、仙台地方裁判所古川支部に自己破産を申請しました。
負債額は約2億5000万円です。