イネの生育調査は、宮城県内28か所で行われ、このうち大崎市田尻(たじり)の「ひとめぼれ」の水田では宮城県美里農業改良普及センターの職員がイネの草丈や葉の数などを調べました。

その結果、5月3日に田植えをしたこの水田では、いずれも平均で草丈が65.5センチ、1㎡あたりの茎の数は642.1本、また、葉の数は9.9枚でした。

いずれも過去5年の平均を上回り、生育は、順調だということです。

宮城県美里農業改良普及センター 酒井球絵 技術主任主査
「いまは梅雨の中休みのような状況になっているが数日、雨が続くと茎数が多くなっているので、イモチ病の心配もあるので田んぼをこまめに見回ってほしい」

イネは、あと1週間ほどで幼い穂=「幼穂(ようすい)」が形成される時期に入ることから県は、一時的に土を乾かしている水田に少しずつ水を入れる管理をするよう農家に呼びかけています。