JR西日本の貴谷健史新山陰支社長が30日、米子市で就任会見を行い、抱負を語りました。
沿線自治体と現在協議が続く木次線の一部区間については。
貴谷健史新山陰支社長は松江市出身の58歳。
1990年にJR西日本に入社し、流通部門を経てJR西日本山陰開発の社長などを務め6月18日付けで山陰支社長に就任しました。
30日の就任会見で貴谷支社長は2006年に線路内で作業中の4人が死傷した特急やくもの事故に触れ、自らが先頭に立って安全性の向上を強く進めていきたいと述べました。
また、利用の低迷を背景に廃線や再構築など前提を設けず、島根県や広島県など4つの自治体と協議が続く
木次線については、引き続き丁寧な話し合いをして持続可能な交通体系を模索していきたいと述べるにとどめました。
JR西日本山陰支社 貴谷健史 支社長
「それぞれ4者4様、状況も異なりますし、ご認識も違うという風に伺っております。私どもとしては焦らずというか、地元の皆様とお話をさせていただいて、今後地域の移動実態に応じた持続可能な交通体系ついて議論できたらなと思っております」
また、駅を通じたまちづくりに力を入れていきたいと意欲をのぞかせました。