島根県に住む女性が、2800万円の詐欺被害に遭ったことが分かりました。

島根県警によりますと、県東部に住む50代の女性は今年2月頃、AIで株を分析するというインターネットサイトに興味を持ち、アクセスしたところ、SNSアプリでアドバイザーを名乗るアカウントを追加するよう誘導されたといいます。

女性は「宮本先生」などと名乗る投資グループと接触。「メンバーは30%以上の利益を上げている」「少額からでも試してみないか」などと勧められ、4月に計800万円を振り込み、騙し取られました。

さらに、「藤原先生」を名乗る別のグループからも「AIと投資を組み合わせれば95%以上が成功する」などと勧められ、4月から5月にかけて2000万円を振り込んでしまいました。

これらのグループは、投資で利益が出ているように見せかけ、一度は収益を返金するなどして信用させていたとみられています。

警察は「SNSで知り合った人から投資や副業を勧められたり、短期間で高配当をうたわれたりした場合は詐欺を疑い、一人で判断せず相談してほしい」と注意を呼びかけています。