統計史上最も早い梅雨明けの発表から、広島県内では猛烈な暑さが続いています。熱中症の危険度が高い建設現場では、厳重な対策をしています。

近藤志保 気象予報士
「午後1時すぎ広島市中区です。立っているだけで汗が噴き出します。手元の温度計は37℃をさしています」

週末は、全国で最も気温が高くなった県内ですが、30日は熱中症警戒アラートが発表され、各地で危険な暑さとなっています。最高気温は、三次市で37.1℃、府中市で35.7℃、安芸太田町加計で35.6℃となるなど、県内では3日連続の猛暑日を観測しました。

まちの人たち
「暑すぎてやれないなという感じ…。暑いからといって家にいすぎると体調が悪くなるかなと思うので、暑いながらもがんばって外に出たい」
「水分補給をいっぱいして、熱中症対策はしようと思っています」

厚生労働省によりますと、職場における熱中症の死傷者の数は、2024年は全国で1257人となり、統計を開始した2005年以降、最多となっています。また、過去5年間の数を業種別で見ると、建設業が最も多くなっています。職場では、6月から熱中症対策が義務化されました。