航空自衛隊三沢基地は、自分名義の口座を開設したあと、部外者に譲り渡したとして、詐欺の罪で有罪判決を受けた20代の空士長を停職30日の懲戒処分としました。

第3航空団整備補給群修理隊に所属する20代の空士長は2023年に3日間で、自分名義の銀行口座を3つ開設し、部外者に譲り渡しました。

2024年11月、警察の捜査をきっかけに発覚し、空士長は詐欺の罪に問われ2025年6月、青森地裁十和田支部で開かれた裁判で執行猶予がついた有罪判決が言い渡されています。

航空自衛隊三沢基地の聞き取りに対し空士長は、「借金など金銭的に困っていたところ、預金口座の売り買いを持ちかけられて応じた」と説明しているということです。

藤田輝章 三沢基地司令は「このような事案が再び起きないよう引き続き規律維持に努めていく」とコメントしています。