アメリカのトランプ大統領は日本との関税交渉の焦点となっている自動車の貿易について、日本はアメリカ車を輸入しておらず不公平だと改めて不満を表明しました。

トランプ大統領は29日に放送された「FOXニュース」のインタビューで「日本はアメリカ車を輸入していないが、アメリカは何百万台もの日本車を輸入している」と日米の自動車貿易に改めて不満を表明。

トランプ氏は「不公平だと日本側に説明しているし、彼らも理解している」と主張したうえで、輸入車に課している25%の自動車関税について、日本側が求めている見直しに応じない姿勢を示唆しました。

日米の関税交渉では交渉を担当する赤沢大臣が26日から28日の予定でワシントンを訪れ、ラトニック商務長官と会談しましたが、交渉を統括するベッセント財務長官との会談は調整が難航。

滞在を29日まで延長してベッセント長官との会談を模索しましたが、結局、調整がつかないまま30日に帰国することになりました。