2025年5月の岩手県内の有効求人倍率は前の月と同じ1.19倍でした。

岩手労働局によりますと、2025年5月の県内の企業が求める人材の数=有効求人数は、前の月から150人増えて2万5048人でした。これに対して仕事を求める人の数=有効求職者数も前の月から177人増えて2万1023人でした。
この結果、有効求人倍率は前の月と同じ1.19倍となりました。
新規求人の状況を産業別にみると、卸・小売業が2か月続けて前の年の同じ月を上回り、建設業、製造業、運輸・通信業は下回る状況が続いています。宿泊業・飲食サービス業と医療・福祉は2か月ぶり、サービス業は3か月ぶりにそれぞれ前の年の同じ月を下回りましたが、宿泊業に限ると新規開業予定のホテル関係でまとまった求人が出て前の年の同じ月を上回っているということです。
県内の雇用情勢について岩手労働局は「弱さに下げ止まりが見られる」と上方修正した上で、「引き続き物価上昇などに注意が必要」としています。