近年不漁のスルメイカの代替として期待される「ムラサキイカ」が今シーズン初めて青森県八戸市の八戸港に水揚げされました。

八戸港に入港した石川県小木港所属の「第三十一永宝丸」は5月から北太平洋で操業し、約64トンのムラサキイカを漁獲しました。

港では28日朝、仲買人が胴体や足など部位ごとに入札を行いましたが船主側の希望額には届かず、売買は成立しませんでした。

入札が終わると、漁船から部位ごとに分けて冷凍されたムラサキイカが水揚げされました。

八戸魚市場 林崎孝志 常務取締役
「今回は船のトラブルでやむなくの入港となったので本来であれば満船での入港になるはずだったが、その点は残念 (後続船は)船主が納得いくような相場が出てくれればいいなと」

八戸港では主力だったスルメイカが近年不漁で、代替としてムラサキイカの水揚げに期待を寄せられています。八戸港でムラサキイカの水揚げは7月中旬にピークを迎えます。