全国で相次ぐ高速道路の逆走事故。ことし4月には栃木県内で3人が死亡するなどひとたび発生すれば重大な事故に直結します。NEXCO中日本では標識や矢印板の数を増やしたり、目立たせることで逆走を減らす取り組みを行っています。

5月18日、三重県の新名神高速で起きた逆走事故。ドライブレコーダーには間一髪で逆走車をかわす瞬間が捉えられていました。

この事故で4人が軽いけがをしました。

高速道路での逆走は重大な事故につながるおそれがあります。

11日には岐阜県中津川市の中央道下り線の恵那山トンネルで99歳の男性が運転する軽乗用車が逆走し、男性会社員が運転する軽乗用車と衝突する事故がありました。

逆走車に遭遇したドライバー
「右車線にいた車が左に寄って、おかしいと思っていたら逆走車が現れた」

この事故で男性会社員が重傷、99歳の男性が軽傷を負いました。

高速道路での逆走は富山県内でも起きています。

県警高速隊によりますと、県内の北陸自動車道・能越自動車道・東海北陸自動車道で過去5年で少なくとも37件逆走が発生しています。

22日には岐阜県の中央道上り線で逆走車を避けようとした大型トラックがガードレールに接触する事故がありました。