27日は日本でも、各地で梅雨明けの便りがありました。暑い日が続いているので、「世界の暑さ対策」をお伝えします。

韓国ではバス停や公衆トイレに冷房、中国では顔をマスクで…

日比麻音子キャスター:
今回はTBS/JNN特派員などに、世界4か所の暑さ対策を聞きました。

まずは▼韓国・ソウルの渡辺秀雄 支局長に聞きました。韓国といえば日本と同じように暑く、2024年は最高気温36.4度もありました。

渡辺支局長によると、横断歩道で皆さんが立ち止まって信号待ちするところに、パラソルが設置されているのを見つけたそうです。

さらに、韓国ではバス停が個室のようになっていて、中は冷房が完備されています。日本のバス停ではなかなか見かけない場面ですよね。また、公園などにある公衆トイレにも冷房が完備されているということです。

そして、韓国版“土用の丑の日”のような「ポクナル」という伝統行事もあり、2025年は7月20日、7月30日、8月9日がその日です。日本ではウナギなどを食べますが、韓国の定番は参鶏湯だといいます。

参鶏湯には鶏や高麗人参、にんにくなどが使われているので、体の内側から整えられます。外が暑くて中は冷房が効いていると、体の芯が冷えがちなので、こういった体が温まるような、スタミナをつけられるような食事を伝統行事として食べているそうです。

続いて▼中国・北京の松尾一志 記者に聞きました。日本には「熱中症警戒アラート」がありますが、中国でも最高気温が40度を超えた場合には屋外での作業を中止にするルールがあります。最高気温が37度以上40度未満の場合も、屋外での作業時間は合計6時間以内にするという規則があるそうです。

さらに、中国では松尾記者もビックリの日焼け止めグッズがあります。まるでパックのような「日焼け止めマスク」をしている人がいますが、ほとんど顔が見えません。

山内あゆキャスター:
月光仮面のおじさんのようですね。

日比キャスター:
このような格好で通勤する姿も多く見られ、今までは感染対策などで使われていたマスクが、今度は日焼け対策になっているということです。2023年ごろから流行っており、1200円前後で売られているそうです。

山内キャスター:
逆に暑そうな感じもします。

南波雅俊キャスター:
確かに、日本でも日焼け対策で顔を覆う方は多いですが、中国は徹底していますね。

日比キャスター:
顔は隠して頭は隠さないという方も見かけました。中国のさまざまな日焼け止めグッズは、日本にももしかしたら届くかもしれません。