宮城県名取市は、国民健康保険の保険料の督促状を、誤って対象ではない16人に送付したと明らかにしました。このうち3人は納付する必要のない保険料を納めていて市は返還作業を進めています。

名取市によりますと、6月20日、国民健康保険の保険料について、納付していない人に督促状を送付したところ、6月25日に「納める必要がない分の督促状が届いた」と連絡がありました。市が確認した結果、今年4月末までに国民健康保険を脱退し納付の必要がなくなった16人に誤って督促状を送付していたことがわかりました。このうち3人は実際に納付していたということです。市は担当者の変更に伴うデータの更新ミスが原因としていて、納付した3人に対し返還の手続きを進めています。また、今後はデータの更新作業の確認を複数人で行い、再発防止に努めると説明しています。山田司郎市長は「税務行政の信頼を損ないご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。