▼徳広千惠 教授
「食品の色が変わったり、においが出たり、糸を引いたりすることもあります。しかし『細菌性の食中毒』の場合は見た目もにおいも変わらず、『食中毒菌に汚染されているとわからない』場合が多いです。高温・多湿な今ぐらいの時期から、夏場は特に『細菌性食中毒』に注意が必要です」

見た目は大丈夫、変な臭いも無い。でも、食べたらお腹が痛くなってしまう…経験がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。そんな恐ろしい食中毒を防ぐため、徳広教授は、食事や料理をする際の「ポイント」があると言います。

▼徳広千惠 教授
「『食中毒予防の三原則』というのがありまして、『つけない』『増やさない』『やっつける』の3つを、常に頭に置いて料理をしていただくと良いと思います」

…ということで、ここからは実際にお弁当を作りながら、気をつけたいポイント=「予防の三原則」について解説してもらいました。

予防の三原則①「つけない」

▼徳広千惠 教授
「まず、手洗いをしましょう。それから、腕時計を外しましょう。そして、マスクをしましょうか」