マダニが媒介する感染症「SFTS」を知っていますか?
ペットから感染し、死亡するケースも確認されています。
致死率は最大30%ともいわれている「SFTS」。どのような対策が必要なのでしょうか?
マダニが媒介する感染症「SFTS」相次ぎ確認
6月24日、静岡県浜松市の60代の男性がSFTSに感染したと発表されました。
男性は13日に発熱、下痢の症状を訴え19日に医療機関を受診。
23日に、市保健環境研究所の検査でSFTSの遺伝子が検出されました。
脇腹やふくらはぎなど3か所にマダニがかんだ痕があり、現在集中治療室で治療を行っています。
静岡市では6月23日、「SFTS」に感染した60代の女性が死亡しました。体にはマダニにかまれた痕はなく感染経路は分かっていません。
また、三重県では5月、SFTSに感染したネコの治療をした男性獣医師が、呼吸困難などの症状が出て救急搬送され、その後死亡しました。獣医師も感染していた疑いがあるということです。
ジャーナリスト 鎌田靖:
マダニにかまれたらそれですぐにSFTSになるというわけではないんでしょうけど、こういうケースを聞くと、ペットを飼ってらっしゃる方は本当に心配なんじゃないかと思います。