田久保キャスター
「こちらおんなの駅です。ここではちょっと珍しい青い塩が売られているんです。こちらの売り上げの一部が、サンゴの保全活動に役立てられています」

珍しい青い塩が作られているのは眼下に真栄田岬が広がる恩納村の真栄田そば。作っているのは、店を経営する木田朝水(ともみ)さんです。

真栄田そば 木田朝水さん
「(ここは)青の洞窟が有名なんですが、それにちなんだお土産が無かったので、それを作ろうかなということで青い商品を色々試しで作ってみたが、塩でやってみたところ面白いものが出来たので、商品化してみようと思った」

色鮮やかな青い塩。バタフライピーという植物のアントシアニンという青い色素を企業秘密の方法で、県産の塩とあわせ4年前に商品化しました。2019年には恩納村のお宝認定優秀賞を受賞し、県内の道の駅やホテルなどでも販売されています。

有機JASマーク(オーガニック認証)をとっていて、全部、オーガニックで育てている
バタフライピーは、5年前に8粒の種からスタートし、今では畑いっぱいに広がっています。

真栄田そば 木田朝水さん
「色んな天然の着色料で色々探していた時に、このバタフライピーという花に出会い、育ててみようということで」

県外から恩納村に移り住んで15年。お店を始めて11年が経つ中、商品開発をするうえで、木田さんはサンゴのために何かできないかと考えました。

真栄田そば 木田朝水さん
「海が段々変化していくというか、サンゴが少なくなっていく現状があったので、何かできないかなということで、そういう商品コンセプトを持ちながら、開発・販売し始めた」

自身が肌で感じた沖縄の海中の変化、サンゴ礁が広がる海を取り戻したいとの思いで、青い塩の売り上げの一部はサンゴの保全活動を行う団体に寄付しています。
そうした活動に加え、最近では実際に恩納村の海でサンゴの植え付けにも参加しています。
そしてもう1つ、3年前から始めたものもあります。