夏の限られた時期にしか味わえない希少な宮城県七ヶ浜産のトリガイの出荷が27日から始まりました。

トリガイは、独特の甘みとコリコリとした食感が楽しめる貝で、宮城県内では七ヶ浜町だけで本格的な養殖が行われています。6月から7月にかけて出荷されていて、27日は仙台市中央卸売市場に今年、初めて入荷し、競りが行われました。

トリガイは貝類のなかでは珍しく1年という短い期間で育つということで、七ヶ浜町の新たな名産品にしようと2018年から実験的に養殖が始まり、2022年に出荷できるようになりました。27日はおよそ50キロが出荷され、最も高いもので過去最高の1キロ2万5000円で競り落とされました。市場の評価が高まったためか今年は去年よりも高めの値段で取り引きされたということです。

県漁協七ヶ浜支所青年研究会 星良昭会長:
「身入りがよく美味しくできあがりましたので、七ヶ浜のトリガイをみんなに食べていただければ」

トリガイは今年3回程度、合計およそ150キロが出荷される予定です。