広島県呉市倉橋町の沿岸で27日、座礁していた船の中から、ローラーに巻き込まれている男性がみつかりました。男性は病院で死亡が確認されました。
呉海上保安部によりますと、27日午前4時40分ごろ、「底引き漁船が乗り上げている。ローラーが回転状態で人は見えない」と、付近を航行していたほかの漁船から118番通報がありました。

約40分後、駆けつけた警察官が、船内で網を引くローラーに挟まれ、意識不明の状態の男性を発見しました。
男性は、呉市に住むこの漁船の船長(67)で、呉市内の病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。死因は外傷性窒息だということです。
目撃情報などから、漁船は26日午後6時ごろに漁のため出港し、27日午前2時ごろには座礁していたとみられます。事故による、付近海域への油の流出などはないということです。
海上保安部は、事故の原因を調べています。
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