ホーバークラフトをめぐっては訓練中の事故が相次ぎ、就航が当初の計画から大幅に遅れていました。安全性について運航会社は「余裕をもった体制で臨む」と述べました。

ホーバークラフトは当初、2024年3月末までの就航を目指していましたが、訓練中の事故が相次いでたびたび延期されました。

大幅に遅れたことについて運航会社は「安全性をゼロベースで見直したため」と話します。

(大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「安全船運航に対する抜本的な考え方が必要ではいかとゼロベースで見直したことが大きな要因」

訓練期間中はイギリスから3回教官が来日し、操縦士の練度の向上を図りました。現在、操縦士は10人いて、定期便の運航には1日2人から3人の体制で臨むとしています。

また、訓練では1日5往復10便の運航を行っていて、小田社長は当面余裕を持った運航体制、スケジュールで臨むと述べました。また、就航後も訓練を重ね運航技術の向上を図っていくとしています。