6月22日までの1週間、県内の医療機関で百日せきと診断された人は108人と10週連続で過去最多を更新しました。
これまで感染者はほとんどが小中学生でしたが、30代や40代も増え始めていて県は基本的な感染対策を呼びかけています。
宮城県によりますと、6月22日までの1週間に県内の医療機関で百日せきと診断された人は108人と前の週を20人上回り、10週連続で全数把握を始めた2018年以降の最多を更新しています。
百日せきは、発作のように激しくせき込む症状が特徴で重症化すると肺炎や脳症になる恐れがあります。
年代別にみると、5歳から14歳が74人と全体の約7割を占める一方で、以前に比べ、30代や40代の感染が増えてきているということです。
家庭内での感染が増えてきている可能性もあり、県はマスクの着用などのせきエチケットや手洗い、うがいといった基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。