正体はナス科 “ジャガイモの実” でも「毒と思った方がいい」?!

(記者)
「ちなみに食べることはできるんですか?」

(倉敷市立自然史博物館 学芸員 鐵慎太朗さん)
「いろんな説があるといわれていますが、基本的には食べない方がいいと言われています。毒と思ったほうがいいです」

【画像⑪】

ジャガイモの芽に含まれる「ソラニン」などの有毒成分が実にも含まれるため、残念ながら食べることはできず、今後赤く熟すこともないといいます。

(倉敷市立自然史博物館 学芸員 鐵慎太朗さん)
「でも久しぶりに見ました。一回だけ私も見たことがあるんですけど、それ以来なので…」

「実はジャガイモの実」発見した渡邊さんのリアクションは...

専門家も驚くほどできるのが珍しいというジャガイモの実。発見した依頼者の渡邊さんに調査の結果を報告します。

(記者)
「トマトではなく、ジャガイモの実だそうです」
(渡邊正男さん)
「そうですか、なるほど…。そうですか、残念じゃなあ。まあ分かっただけええがな」

【画像⑫】

世紀の大発見!とはなりませんでしたが、実は今回、博物館からあるお願いが…

(記者)
「ぜひこれを標本として預かってもいいですかと」

(渡邊正男さん)
「そうですか!」

なんと、渡邊さんが育てたジャガイモの実が博物館の収蔵品に加わることになったのです。畑に残った約20個の実は、観賞用として近所の人と一緒に楽しむことにするそうです。

【画像⑬】

【スタジオ】
ー専門家は、ジャガイモの実や芽に含まれるソラニンは熱を加えても分解されにくいため、調理して食べることも控えてほしいと話していました。