震災伝承活動を研究する団体と人材育成の支援などを手がける団体が、持続的な伝承活動の実現に向け協定を結びました。

協定を結んだのは、東北6県で人材育成の支援などを手がける一般財団法人「みちのく創生支援機構」と「3.11メモリアルネットワーク」です。
25日に仙台市内で行われた調印式では、それぞれの代表者が協定書に署名しました。

3.11メモリアルネットワークは、宮城・岩手・福島の3県で震災伝承に取り組む人の連携などを目指し、2017年に立ち上げられた団体で、毎年、伝承活動の状況や課題を調査し報告書にまとめています。

協定では、支援機構から3.11メモリアルネットワークに3年間にわたり年間500万円の支援金が贈られます。

3.11メモリアルネットワーク 武田真一代表理事:
「伝承活動を持続的で広がりのあるものにしていくという我々の団体に対する応援だと受け止めている。震災伝承の意義をみんなで確かめあえるような調査に使っていきたい」

3.11メモリアルネットワークは、支援金を震災伝承の研究費や報告書の出版費などに充てることにしています。