2025年3月、男性が倒れた現場に居合わせ、心肺蘇生法など救助にあたった医療従事者の3人に、消防から感謝状が贈られました。

阿蘇広域消防本部から感謝状が贈られたのは、福岡県と熊本市に住む看護師と放射線技師、それに薬剤師の男性3人です。

赤崎拓実さん(28)放射線技師
中村遥一さん(28)看護師
村瀬雄大さん(28)薬剤師 

3人は高校の同級生で、2025年3月、観光で訪れた熊本県高森町の飲食店で、客の50代の男性が突然倒れ、店の従業員が助けを求めていたことから、いち早く駆けつけ、AEDを使って心肺蘇生にあたりました。

倒れた男性は当初、意識がなく呼吸もしていませんでしたが、約10分後に救急隊が到着した時には、呼吸と脈が戻っていたということです。

消防によると男性は心筋梗塞の症状で、3人の処置がなかったら危険な状態だったということです。男性はその後、後遺症もなく社会復帰しました。

中村遥一さん(28)「2回目電気ショックして心肺蘇生続けたんですけど、顔色がどんどん良くなっていったので、脈が戻ったから少し安心感はありました」

赤崎拓実さん(28)「今回のことを職場や周りに話して1人でも救助が出来る人が増えたらいいなと思います」