「歴史を後の世代に引き継いでほしい」

美術家 春野修二さん
「『疲れ果てた回遊魚のように』と出てきて、自分は本当はそこに行きたいとは思ってないんだけれども、その時代の波にのまれてしまうんだよねと、でも向こうには炎が見えていて」

終戦から今年で80年。

東京大空襲の悲劇を詠んだ詩が絵画に形を変えて伝えられています。

美術家 春野修二さん
「日本の中で戦争は起こってなくてそれがなくて当たり前な国の様子。世界で見てみたらいろんなところで悲しい出来事が起こっています。過去のことはなかったことにするのではなくて、きちんと私たちの歴史を後の世代に引き継いでいくそのために表現していると思っています。子供から大人まで表情を含めて興味を持って頂いて、その奥にある世界を探っていただければ嬉しい」

この作品展は6月29日まで開かれています。