■山形県は生理用品を公立学校に配布していたが
県では国の補助事業を利用して、2021年度に初めて、希望のあった県内の県立高校(※特別支援学校も含む)と公立中学校を対象に、生理用品を配布する取り組みを始めました。
県の担当者によると、配られた生理用ナプキンは、4年間で1万5000パックにのぼるということです。生理用品は希望のあった学校へ年度ごとにまとめて配布され、その後は各学校で管理。トイレの個室はもちろん、保健室に設置されたほか、生徒にはこの無償提供の意図を伝えるためのポスターの掲示も行い、本当に必要としている人へ行き渡るよう呼びかけられました。
ところが県は、国からの補助事業が今年3月をもって終了したことを主な理由として、現在、学校への生理用品の配布をやめているとしました。