大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトが就航に向けた国の安全確認検査に合格したことを受け、県は「第一歩を踏み出せることになった」と24日の県議会で説明しました。運航開始日などの詳細は近く明らかにされる見通しです。

大分空港へのアクセス向上を目指すホーバークラフトについて運航会社の大分第一ホーバードライブは23日、就航に必要な船体の安全性や運航体制に問題がないかなどをチェックする国の安全確認検査に合格したと発表しました。

船体の購入や、発着場整備の費用を負担している県は24日、県議会の常任委員会で、大分市と大分空港を結ぶ便の就航のめどが立ったと説明しました。

(県企画振興部・工藤哲史部長)「この度、何とか定期就航に向けての第一歩を踏み出せることとなりました。引き続き、県としましては安全かつ安定的な定期就航に向けて必要な支援を行ってまいります」

委員からは運航スケジュールや船内のトイレ設置の有無について質問が上がったものの、県は運航会社の発表をもって知らせるという回答にとどめました。

これに対し、委員から県民の税金を使っている以上、県はもっと主体的にかかわるべきだなどと指摘がありました。

運航開始日や記念式典など今後のスケジュールについては、運航会社が26日発表する予定です。