実は東海3県にも数多く存在する「銀座」という名前が付いた商店街。それぞれの銀座には、課題や人と人の物語があふれていました。

洗練された唯一無二の街「東京・銀座」。そんな「銀座」にあやかってか「銀座」の名前が付いた商店街は全国に300か所以上。そこで、東海地方にある「銀座」に行ってみると、そこには、それぞれの「銀座」の物語がありました。ということで今回も、この地方にある「銀座」を大調査しました!

まず、やってきたのは先週、全国の最高気温を記録した岐阜県多治見市。ここにあるのが全長200メートルほどのアーケードが延びる「多治見銀座商店街」。さっそく、この「銀座」を歩いてみると。
(取材班)
「営業している店はまばらで、ほとんどの店のシャッターが閉まっています」


戦後まもなく、美濃焼などの陶磁器産業で栄えた多治見市には銀座商店街の前身となる「銀座通り」が誕生。かつては、本家の「銀座」さながらのにぎわいだったといいます。
しかし、後継者不足などのため、現在では、商店街の約8割がシャッターが下りたままの空き店舗に。

すると、通りかかった銀座マダムから、こんな情報が。
「唯一、八百屋さんが…」
数少ない営業店舗の一つ、生鮮食品の「安藤商店」。キャベツが1玉50円に、キュウリが1袋200円など、お買い得な野菜や鮮魚を取り揃えた「多治見銀座」唯一の食料品店です。