戦後80年の節目を迎える今年。大分市では24日、弁論大会で子どもたちが平和への願いを訴えました。
弁論大会には大分市内の小学校から代表で選ばれた16人の児童が参加しました。

大会は内容や構成、発表態度などをポイントに審査され、参加者は「平和への願い」をテーマに、5分の持ち時間の中でそれぞれの思いを語りました。
このうち、こうざき小学校6年の仲野楽さんは防空壕で生まれた祖母の体験をもとに平和の大切を訴えかけました。
(こうざき小学校6年・仲野楽さん)「私の大切な存在である祖母は80年前、防空壕で生まれたそうです。私たちは病院など、清潔で安心できる場所で生まれてきています。あたり前ではないときが日本にあったと思うと、悲しい気持ちになります。当たり前の日常に感謝して平和な暮らしを私たちで作っていきましょう」

審査の結果、「平和な世界への第一歩」をテーマに発表した大在小学校6年の松田留実さんが最優秀にあたる優秀賞に選ばれました。
また、優良賞に甲斐華さん(坂ノ市小学校)と阿南歩果さん(小佐井小学校)。奨励賞に井上篤志さん(別保小学校)と佐藤美瑚さん(三佐小学校)、橋場青葉さん(松岡小学校)が選ばれています。