大分県内でイノシシやシカなどによる昨年度の被害額は1億5700万円に上り、県は今年度新たな対策に乗り出します。
県によりますと、イノシシやシカなどによる昨年度の農林水産物の被害額は1億5700万円で、前の年よりおよそ1600万円増加しました。
イノシシによる被害が全体の6割に上っていて、防護柵のない水田での被害が増加しました。

また、イノシシとシカの捕獲頭数は8万6255頭で過去最多となりました。
県は今年度、被害が大きい地域で新たに鳥獣対策の指導を行う支援チームを設置します。また、5年に一度となるニホンジカの生息密度調査を行うほか、新たな狩猟者確保・育成のため、大学生らを対象にした体験会を開催します。