岐阜県を中心に記録的な降水量

降り始め(22日02時)から24日04時までの降水量(アメダスによる速報値)を見ると、岐阜県では高山市丹生川で206.0ミリ、高山で205.5ミリ、高山市船山で205.0ミリと、200ミリを超える降水量を記録しています。三重県でも御浜で129.0ミリ、熊野新鹿で87.0ミリの降水量が観測されており、広範囲で大雨となっていることがわかります。

今後も激しい雨が継続

24日に予想される1時間降水量は、岐阜県で50ミリ、愛知県と三重県で40ミリ、静岡県で30ミリと予測されています。翌25日も三重県を中心に1時間あたり30ミリの激しい雨が予想されています。

また、24日6時から25日6時までの24時間降水量は、岐阜県と三重県で120ミリ、愛知県で80ミリ、静岡県で60ミリと、かなりの雨量が予想されています。25日にかけても前線や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、東海地方では引き続き大気の状態が不安定となり、25日明け方にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある見込みです。

浸水・河川氾濫・土砂災害に警戒

岐阜県では24日昼前まで低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、24日昼過ぎまで土砂災害に警戒が必要です。特に山間部では、すでに地盤が雨で緩んでいる可能性があり、少量の雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。その他の地域でも土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。住民の方々は、お住まいの地域の気象情報や河川情報、土砂災害警戒情報などの最新情報をこまめに確認し、早めの避難行動を心がけてください。大雨の影響で、道路の冠水や通行止め、鉄道の運休や遅延などの交通障害が発生する可能性があります。不要不急の外出は控え、特に車での移動は危険を伴う可能性があるため注意が必要です。また、雷を伴う激しい雨の場合、突風や落雷にも注意が必要です。屋外にいる場合は、できるだけ早く建物内など安全な場所に避難しましょう。