農薬や化学肥料の使用を減らして栽培した「エコラブトマト」の収穫が、愛媛県大洲市でピークを迎えています。

大洲市の「JA愛媛たいき」では、28軒の農家が6.2ヘクタールの畑でトマトを栽培していて、農薬や化学肥料の使用を県の基準より3割ほど減らし、「エコラブトマト」のブランドで出荷しています。

(トマト農家・矢野洋一郎さん)
「(店頭で)食べ頃になっているように、どれくらいの赤さでとるかは調整してます」

大洲市菅田町の矢野洋一郎さんの畑では、「りんか409」という大玉品種のトマトの収穫がピークを迎えていて、矢野さんが熟れ具合を確かめながら次々と収穫していました。

JAによりますと今シーズンは2月までの寒さや3月の日照不足の影響で生育が遅れているものの、例年通りおいしく仕上がっているということです。

(トマト農家・矢野洋一郎さん)
「天候がよくなかったというのに苦労しました。熟れるまでの時間が長くかかっているので、その分、味がよくなっているというところはあると思います」

「エコラブトマト」は、6月いっぱい収穫のピークが続き、県内のほか、兵庫県などに出荷されます。