イランは、中東カタールにあるアメリカ軍基地に対してミサイル攻撃を行いました。アメリカ軍がイランの核施設を空爆したことへの報復措置で、紛争の拡大が懸念されます。
イランの精鋭部隊「革命防衛隊」は23日、カタールにあるアルウデイド空軍基地に対して、攻撃を行ったと発表しました。
発表では「アメリカの犯罪的な政権によるイランへの軍事的侵略や、国際法の違反に対するものだ」としたうえで、「強力で破壊的なミサイル攻撃を実施した」としています。
イランは22日、アメリカ軍がイラン国内にある核施設を空爆して以降、報復攻撃を示唆していました。
イランの最高安全保障委員会は声明を出し、今回の攻撃について「報復措置だ」と認めたうえで、アメリカ軍が核施設空爆で使った爆弾と同じ数のミサイルを発射したと明かしました。
こうしたなか、ロイター通信は情報筋の話として、イランが攻撃の数時間前に2つの外交ルートを通じてアメリカとカタールに攻撃を事前に通知していたと報じました。
イランとしては、報復攻撃を行いながらも被害を最小限にとどめることで、事態がエスカレートしないように調整した可能性もあります。
ただ、アメリカのトランプ大統領はイランが報復を行えば再度攻撃するとも発言していて、実際に再攻撃に踏み切れば、さらなる攻撃の応酬から紛争が拡大する懸念もあり、緊迫した状況が続いています。
アメリカのトランプ大統領はSNSで、「我々が攻撃したイランの核施設は完全に破壊された。誰もがそのことを知っている。フェイクニュースは成果を貶めようとして、違うことを言う」と投稿しました。
これはイランがカタールのアメリカ軍基地を攻撃したと伝えられた後、初めてとなるSNS投稿ですが、イランによるアメリカ軍基地への攻撃には触れていません。
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