NATO=北大西洋条約機構のルッテ事務総長は、アメリカ軍によるイランの核施設への攻撃は「国際法違反には当たらない」との認識を示しました。

アメリカによるイランへの攻撃について、トランプ大統領は「核の脅威を阻止するためだった」と主張する一方、イランやロシアなどは「国際法違反だ」と非難しています。

これに対し、NATOのルッテ事務総長は23日、オランダ・ハーグで行った会見で、アメリカの攻撃は「国際法違反には当たらない」との認識を示しました。

NATO ルッテ事務総長
「イランは核兵器を手にするべきではない。だから、私はアメリカの行動が国際法に違反しているとの指摘には同意しない」

また、ルッテ氏は「私が最も恐れているのは、イランが核兵器を保有し、それを使用できるようになることだ」と述べ、イランが核を保有すればイスラエルや中東地域全体、世界に対する圧力になると警告。イランの核開発を許容しない姿勢を強調しました。