ホルムズ海峡封鎖を国会で“承認” 原油価格への影響は?
アメリカの参戦で中東情勢は今後どう動いていくのか。

アメリカ バンス副大統領
「我々はイランと戦争をしているのではない。イランの核開発計画と戦争しているのだ」
「紛争に関心はない」と強調するのは、アメリカのバンス副大統領。一方の大統領は…

トランプ大統領のSNSより
「“体制転換”という言葉を使うのは政治的に正しくないが、イランの現在の政権がイランを再び偉大にできないのであれば、なぜ体制転換が起こらないのだろうか?」
ハメネイ師をトップとするイランの体制について、転換の可能性があることを示唆する投稿をしました。
トランプ氏から圧力をかけられたハメネイ師。こちらも自身のSNSで、額にダビデの星がある髑髏に火が降り注ぐ画像とともに…

ハメネイのX
「敵は大きな過ちを犯した。罰を受けなければならない」
イランはアメリカ軍の攻撃を受けたあと、イスラエルにミサイル攻撃を行い、子どもを含む少なくとも23人がけがをしたということです。

そして、イランが次の一手に繰り出したのが、原油輸送の要衝「ホルムズ海峡」の封鎖。国営メディアによれば、国会ですでに承認されていて、最終決定は最高安全保障委員会の判断が必要になるということです。
日本が原油輸入する際、9割が利用しているというホルムズ海峡。原油の先物価格が一時1バレル=78ドル台をつけ、約5か月ぶりの高値になるなど、早くも影響がみられはじめています。

ロイター通信によると、アメリカ金融大手「ゴールドマン・サックス」が想定する「最悪のシナリオ」では原油価格が1バレル=100ドルを超える可能性があるとしています。
もしもイランが封鎖に踏み切った場合、日本、そして世界に大きな影響を与えるのは必至です。