ことしの春闘で、広島県内の中小企業の賃金の引き上げの回答・妥結水準が、過去最高となっています。

連合広島によりますと、6月6日時点の中間集計で全体の賃金水準は去年より117円低い1万7092円、賃上げ率は5・48パーセントです。

このうち、中小組合は去年より1061円増え1万2587円、賃上げ率は4・79パーセントです。6日時点の数字では集計を始めた1996年以降、最高水準となっています。

連合広島では「大手と中小企業の賃金格差は依然として残っている。取引適正化や価格転嫁など中小企業が賃上げ原資を確保できる取り組みが求められる」としています。