韓国の大統領府は22日、アメリカ軍がイランの核施設を攻撃したことをうけ、最近の中東情勢が韓国の安全保障や経済に与える影響を点検する緊急会議を開催したと発表しました。

会議に出席した魏聖洛国家安保室長は、「国民の生命と安全を守り、安定した日常を送れるようにすることが重要だ」と強調したということです。

その上で、影響を最小限に抑えるため、関係省庁が緊密に連携するよう指示したということです。

こうした中、李在明大統領は今月下旬にオランダで予定されるNATO=北大西洋条約機構の首脳会合には出席しないことにしたと発表しました。

理由については国内の懸案に加え、中東情勢の不確実性などを総合的に考慮したと説明しています。