アメリカ軍がイラン本土を攻撃したことを受け、石破総理は関係省庁に対し、日本人の安全確保に向けた万全の措置を講じるよう指示しました。

石破総理
「我が国としては、事態を早期に沈静化することが、まずは何よりも重要であると考えております。同時に、イランの核兵器開発は阻止されなければなりません」

トランプ大統領は日本時間の午前11時ごろから国民向けに演説し、アメリカ軍がイランの3か所の核施設に対して攻撃を行い、「完全に消滅させた」と表明しました。

こうした事態を受け、石破総理は外務省幹部などから状況を聞き、関係省庁に対し、▼関係国と連携し情報収集を徹底すること、▼イラン及びイスラエルをはじめ、地域全体の日本人の安全確保に向けた万全の措置を講じることなどを指示しました。

また、「現時点で、日本のエネルギー安定供給に影響は生じていない」と話しています。

イランからは、これまでに日本人とその家族あわせて87人が国外に退避していますが、現地には今もおよそ200人の日本人が滞在しています。

政府はこのあと、NSC=国家安全保障会議を開き、今後の対応を協議することにしています。