岩手県立病院の2024年度決算は、国の補助金減少や人件費の増加により、過去最大の赤字となりました。

県医療局によりますと、県内に20ある県立病院の総収益は、約1150億円でした。前の年度と比べて入院収益が伸びた一方、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れに伴う国からの補助金が大幅に減少しました。総費用は1223億円余りで、最低賃金の引き上げによる人件費が大幅に増加しました。これにより経常損失は約71億円を計上して2期連続の赤字となり、赤字額は過去最大だった前の年度を大幅に更新しました。