21日、松江市の山陰線・宍道駅で列車がおよそ100メートルオーバーランしました。
JR西日本中国統括本部によりますと、21日午後4時半頃、山陰線の上り特急列車「スーパーおき4号」が、島根県松江市の宍道駅で停止位置をおよそ100メートル行き過ぎて停車しました。
列車には45人の乗客がいましたがけがはありませんでした。
宍道駅で乗車予定の客はいなかったということです。また、降車しようとしていた客が1人いましたが、列車が踏切付近に停車していて、踏切の誤作動の恐れもあったために列車はバックせず、次に停車予定の玉造温泉駅まで行き、客は下り列車に乗り換えたということです。
このトラブルで最大15分、13本の列車に遅れが出ました。
列車には運転士と車掌の2人の乗員がいましたが、運転士が通過駅と思い込んだことが原因だとしています。
JR西日本はこのトラブルについて「ご利用のお客様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。本件を周知し、再発防止に努めます」とコメントしています。
山陰線では、2023年度にも運転士の思い違いによるオーバーランが発生しています。