高知県四万十市の認知度向上と観光振興を目的にした新たな地域キャラクターが誕生しました。

四万十川の沈下橋。釣り竿やウナギを獲るコロバシなど漁具を使って漁をする猫たち。

20日に発表されたのは、四万十市観光協会の公式キャラクター「しにゃんとニャンコ」です。四万十市出身で、市の観光大使を務める漫画家の井上淳哉(いのうえじゅんや)さんが故郷に貢献したいとの思いからデザインしました。コンセプトは”川と共に生きるまち“。四万十川流域で暮らすネコをモチーフに、流域5つのエリアの文化や伝統的な漁法などが盛り込まれています。

こちらの白猫は、四万十川に架かる屋内大橋から下流の川登大橋までを縄張りならぬ”にゃわばり”にしていて、ウナギを獲るためのコロバシを持っています。

(キャラクターを制作した漫画家 井上淳哉さん)
「(子供のころに過ごした)四万十市で、ネコというのは大きな存在感だというのを思い出したんですね。ネコだったらいける、愛されるキャラクターができるんじゃないかなというところで考え始めたら、すごくいい表情のネコがうまれた」

四万十市観光協会は関連グッズの販売のほか、地域の特色をいかしたメンバーの追加など、キャラクターを「地域共有の資源」として育成したい考えです。