経済的な理由で医療機関の受診が遅れて死亡したとみられる事例が、2024年少なくとも全国で48件あり、宮城県内でも1件確認されていたことが分かりました。

これは、医療機関で作る団体、全日本民主医療機関連合会の調査で明らかになったものです。

調査の結果、経済的な理由で医療機関の受診が遅れ死亡したとみられるケースが、2024年1年間に少なくとも全国で48件あったことが分かりました。

このうち、宮城県内では、年金暮らしだった70代の男性が、借金返済などのために糖尿病の治療を中断し、その後、敗血症を患って死亡したということです。

県民主医療機関連合会は、保険料の引き下げを訴えるとともに、生活に困窮している人が、低額で診療を受けられる無料低額診療制度の周知を図っていくことにしています。