戦後80年にあたり、被爆者の慰霊などのため広島県を訪問中の天皇皇后両陛下は、高齢の被爆者が入所する施設を訪れ、交流されました。

両陛下は午後3時すぎ、広島市で、被爆者が暮らす「矢野おりづる園」に到着し、出迎えた関係者と挨拶をされました。

その後、交流スペースで被爆者10人と交流されました。

陛下
「こちらの生活はいかがですか」
入所者
「なんとか元気にやっております」
皇后さま
「おいくつになられました」
入所者
「93です。誕生日は皇后さまと同じ12月9日」
両陛下
「そうなんですか」

また、両陛下は、被爆者らが当時孤児になった話などにも熱心に耳を傾けられていました。

陛下はこれまでにも広島県内の原爆養護ホームを訪れていて、きょうの訪問で、県内すべての原爆養護ホームに足を運ばれたことになります。

両陛下は、今夜帰京されます。