復活した梅雨前線は、今後、日本付近に進み、影響を及ぼしそうです。

気象庁の最新の情報や「5日先までの雨と風の予想シミュレーション」をみてみると、今週末の22日(日)から日本では、前線などの影響で各地で天気が崩れはじめることが予想されています。また、来週23日(月)にかけては、復活した梅雨前線の活動の程度等によっては北⽇本の⽇本海側で『警報級の⼤⾬』となる恐れもあるということです。

気象庁が20日に発表した「短期予報解説資料」によりますと、大陸の前線は今後21日(土)の夜にかけて日本海や北海道付近に伸びていくとみられています。この間に前線上には低気圧も発生。その後22日(日)からは、前線が日本付近を南下していく見込みです。

前線には暖かく湿った空気が流れ込み、この影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨の降るところがある見込みで、気象庁は北日本では、21日~22日にかけては土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒、22日は、落雷や突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。

また、前線と日本の東の高気圧との間で気圧の傾きが急となって強い風が吹き、波が高くなる所もあると予想されていて、北日本では21日~22日にかけて、西~東日本の日本海側では22日は、強風や高波にも注意が必要だとしています。

「5日先までの雨と風の予想シミュレーション」をみてみると、大陸方面から日本に進んできた雨雲は21日(土)に北海道や青森など北日本にかかると、その後の22日(日)~23日(月)にかけては徐々に北陸や近畿、中国地方にもかかりはじめるのがみてとれます。時間帯によっては黄色で示された、活発な雨雲がかかるところもあるため、今後の天気に注意が必要です。

24日(火)の夜には、これらの雨雲は日本の東側へ進んで、日本から離れていく見込みですが、25日(水)にかけては新たな雨雲が西日本を中心に覆い、東日本にもポツポツと雨雲が発生すると予想されていて、梅雨空が続く見込みです。

【5日先までの雨と風の予想シミュレーション】は、関連リンクからご覧いただけます。