島根県が開発したオリジナルぶどう「神紅(しんく)」の今シーズンの収穫が始まり、20日、初出荷されました。
鮮やかな紅色に色づいた大きな粒。シャインマスカットに次ぐ人気品種として期待が高まる島根県オリジナルぶどう「神紅」は、糖度20度以上、種も無く芳醇な香りが楽しめるのが特徴です。
出雲市にある大社観光ぶどう園では、ひと房ひと房、糖度を図りながら収穫初日は、たわわに実った神紅、およそ70キロを摘み取りました。
大社観光ぶどう園 伊藤康浩 代表
「色も鮮やかな赤色で、香りも独特の甘い香りがあって、糖度も島根県は20度を基準にしているんでとても甘くて、五感で楽しんでいただけるブドウになっています」
5月の気温が低かったため、生育が遅れるのではと心配されましたが、例年通りの時期に収穫ができ、逆に、寒暖差によって、より色付きの良い神紅が実ったということです。
贈答用として、ひと房1万円以上の値をつけることもある神紅。
国内はもちろん、香港や台湾など海外からの人気も高まっていて、島根県全体では今年、去年より5トン多い14トンを出荷、およそ5900万円の販売を見込んでいます。