20日の宮城県は、朝方は曇りや霧の地域が多かったものの、時間とともに晴れ間が広がってきています。最高気温は、19日より4℃ほど低く、真夏日にはならないものの湿度が高く蒸し暑さが続きそうです。

今日の天気のポイント
梅雨前線が、大陸から日本海へと伸びてきていますが、宮城県への影響はほとんどありません。県内は三陸沖にある高気圧からの湿った空気の影響で朝晩は雲が広がりやすいものの、日中は日差しが届く見込みです。

最高気温は、19日より4℃ほど低く、仙台は27℃の予想です(最新の予報で28度に修正しました)。19日は、仙台で30.5℃を記録し、3日連続の真夏日となりました。今日は、真夏日にはならないものの、7月中旬から下旬並みの暑さで、湿度も昨日より高く、仙台では65%程度にしか下がらない見込み。熱中症には引き続き注意が必要です。
県内の各地の予報は
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日中は概ね晴れますが、夜はまた低い雲が広がる見込み
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湿度が高くなるため、洗濯物は夜まで干しっぱなしにしないほうが良い
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紫外線対策が必要
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風が弱く汗が乾きにくいため、うちわなどがあると良い
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真夏日にはならないが7月中旬~下旬並みの暑さとなるため、水分補給を心がける
梅雨入り後も晴れの日が多い不思議な状況

宮城県は、先日梅雨入りが発表されましたが、実際には晴れの日が多い状況が続いています。梅雨入りが発表された14日(土)以降の6日間の日照時間は、合計46.5時間で、梅雨入り前の6日間(37.5時間)よりも晴れの時間が長くなっています。
週末から来週の天気
21日(土曜日)は、日本海に前線が伸びてくるものの影響は少なく、県内は昼前から夕方にかけて晴れる地域が多くなりそうです。西部では午後に所々でにわか雨の可能性があります。最高気温は高いところでは30℃以上の真夏日となる見込みです。

22日(日曜日)は、さらに前線が近づき、天気は下り坂。夜になると西部を中心に雨が降り出す予想ですが、午前中は強い日差しが照りつけ、最高気温は仙台で31℃、白石では33℃まで上がりそうです。

来週前半(月曜・火曜)は前線の影響を受けやすく、雨の確率が高まり、雨脚が強まる時間帯も。水曜・木曜も前線の影響で雲が広がりやすく、日差しは少なくても気温は平年より高い傾向が続き、ジメジメとした体感が続く見込みです。
1か月予報:平年より暑い傾向が続く

19日発表された1か月予報によると、気温は今後ずっと平年より高い傾向が続く見込みです。降水量は平年並み、日照時間は平年よりやや多い予想となっています。

梅雨の時期にときおり現れる北海道の北の「オホーツク海高気圧」は、出現すると宮城県に冷たく湿った北東風をもたらし、涼しくなることがあります。しかし今後1か月の予想では、北海道北部の気圧が平年より低くなる見込みで、オホーツク海高気圧はほとんど現れないと予想されています。

また、本州付近は気圧が平年より高くなる予想で、梅雨の間も高気圧に覆われてそこそこ晴れる日があり、強い日差しによる厳しい暑さの日も多くなりそうです。