今年4月、新潟県警に初めて発足した“サイクルポリス”をご存じでしょうか。5人の隊員がパトカーや白バイから自転車に乗り換えて、活動に当たっています。そのなかには、唯一の女性隊員もいるのです。
サングラスに、ヘルメット。そして握るのは、自転車のハンドル!
サイクルポリスの隊員に任命されたのは、新潟県警きっての交通のスペシャリスト5人です。主に自転車の利用者に対し、交通ルールの周知や違反者の取り締まりなどを行います。

新潟県警本部 山崎勉交通企画課長
「自転車利用者に対する交通ルールの周知・徹底が最多となるなど、自転車の正しい利用を求める声が多い状況にあります」
県警は去年、県民2000人へアンケート調査を行いました。
警察に力を入れてほしい交通安全対策を尋ねたところ、『自転車利用者に対する交通ルールの周知・徹底』が最多となったのです。

来年=2026年4月からは自転車の悪質な交通違反に罰則を強化する、いわゆる『青切符』が始まる予定です。この青切符を周知するのもサイクルポリスの役割です。