地元果実店とのコラボ商品

かきやま果実店が運営する「CAFE BANANA(カフェ バナナ)」は、こだわりのバナナとコーヒーで人気を集めているお店です。

丸山社長「同じ山鹿にある事業者同士で新たな取り組みをするのは、お互いに良いことだとおもって監修を依頼した」

CAFE BANANA(かきやま果実店)柿山佳津樹さん「結構真剣な顔で『バナナスタンドを作りたいんだけれど』と言っていて、100円ショップに行ったらいっぱい売られているのに…『それでも作りたい』という話だった」

開発を任されたのは、製造部の藤田さん。目指したのは、どこにもないバナナスタンドでした。

丸山ステンレス工業 製造部 藤田雄士さん「最初はどういう見た目にするか、全く決まっていなかったので、うまくいくか心配だった」

藤田さんが考案したのは、特殊な「3枚連結フック構造」。簡単な組み立て式でありながら、どこを持ってもグラつかない仕組みになっています。

15回にも及ぶ試作を経て、完成にこぎつけました。

藤田さん「バナナ自体の重さに耐えられるように、連結フックのすき間を0.1ミリずつ変えて微調整しながら作っていったので大変だった」

熊本県の県木「クスノキ」をイメージしたデザイン。また、房ごと吊るすタイプのバナナスタンドも開発しました。

バナナスタンドの開発に協力してきた柿山さんは、出来上がりを見て…。

かきやま果実店 柿山さん「出来は150点ですね。一番目立つ所にいつも置いている」

山鹿の新たな魅力を発信する、バナナスタンド。お客さんの反応は?

東京からの観光客「バナナスタンドでここまでオシャレなものは今までにないと思う」

町工場の技術が光る、商品開発。ものづくりへの思いについて、丸山社長は――

丸山社長「若い世代にはものづくりに興味・関心を持ってもらいたい」