2023年の記録的な大雨で甚大な被害を受けた福岡県の伝統工芸、久留米絣の老舗工房。2年ぶりに再建され活動を再開することになりました。

伝統の継承と共に新たな取り組みにも挑みます。

2年前の豪雨で甚大な被害

今から約160年前に創業した「藍森山」。久留米絣で最も古い織元です。

手作業にこだわった作品は、国の重要無形文化財に指定されています。

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「こんにちは。だいぶ外観が綺麗になりましたね」

藍森山 6代目 森山典信さん
「そうですね。もう完成しまして、ようやく再開することができます。本当に丸2年間かかってしまいました」

2023年7月、九州北部を襲った豪雨で藍森山に大量の泥水が流れ込み、長い歴史を支えてきた工房は甚大な被害を受けました。

藍森山 6代目 森山典信さん
「うわ、こわ。これ全部ダメやな・・・」

大正時代に建てられた工房。何度も水害には見舞われましたが、藍がめが浮き上がるほどの被害は初めてでした。